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普通に置いとくのもアレなんで、続きにしました。
苦しかった息の合間に、薄目を開けてみれば、眩しい光の中、みんながみんな、わたしを囲んで見つめていて。
何だか、あれみたいだ。テレビとか、映画とかの、あれみたいだ。
どこか他人事のように、そう思った。
今、もしもその力が残っていたなら、わたしは、少し微笑んだだろう。
わたしの最期のシーンのために、みんなが集まってくれた。そんな気がしたんだ。
最期のシーンの演出のために。わたしを看取る人々の役を演じるために。
自分が死ぬ、というより、自分の死のシーンを演出している。そんな感じだった。
そして、その為にみんなが集まってくれたことに、感動したんだ。
嬉しくて、嬉しくて、笑いたかったけれど、上手く顔が動かなかった。
じきに目も開けていられなくなって、何だか、暖かい涙の海に沈むような感覚。
苦しいけれど暖かい、そんな感覚。
漂うように、沈むように、意識は消えていった。
http://jyouhouya3.net/2008/09/post_884.html
これ見て、何となく書いてみました。
特定のキャラをイメージして書いたわけではないです。ほんとに何となく。
多分わたし、色んなものの最後について考えるのが好きなんです。
何かが終わる時というものに、すごく興味があるんです。不謹慎かもしれませんが。
きれいごとではなく、全てのものは、最後を迎えてこそ完成すると思います。
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