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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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この1冊で十分なのだ(竹宮恵子談)

↑わたしもそう思う。あ、でも、嶽野義人のは別でほしいかな。


「僕は鳥になりたい」 (西炯子/小学館)

西炯子のどこが好きかというと。

まず、彼女の日本語が好きだ。多感な時期に読んだせいもあって、わたしは間違いなくこの作家に非常に影響を受けた。わたしの日本語は、高河ゆん(感情表現)と西炯子(思考表明)の真似です。
西炯子の、さらさらと流れるような、無駄の少ない叙述法が好きだ。
そして、構図が好きだ。コマ内の空間の埋め方が好きだ。いわゆる漫画らしい漫画とは違う構図感覚が好きだ(った)。感じたものをそのまま描けているような気持ち良さがある。きっと、作者本人の、目に見えた世界をそのまま描いているんだと思う。そういうものに憧れる。
今では、自分が真似すべきでない描き方だとは思っているけど。でも、セクシーを表現したいときは結局真似してしまっているような気がする。西炯子の視線の捉え方が好きだ。こちらを見てはいない人。こちらに核心を見せてくれはしない人。それがとてもセクシーに感じられる。
彼女の描く男の子も好きだ。話が早くて行動も早い。形が定まってないくせに迷いがない。そんな男の子たちが好きだ。
且つ、彼らに対し外から目線な描き方も好きだ。寄りで描いて肯定はしてやらない、ただあるがままに描いたようなその視点が好きだ。

まとめると、西炯子はわたしにとって、「良いサブカル」なんだと思う。サブカルというカテゴリと呼称が定着する以前のサブカル。「サブカルらしさ」の追走ではなく、自らのセンスで趣味の良いカルチャーサーフィンをしているような、地に足の着いたバランス感覚。それは、そこはかとなく頭良さげで一本芯が通っている。そういうものに憧れていたんだと思う。
カルチャーサーフィンてのはわたしが今勝手に作った言葉だけど、結構すっきりまとめられたんじゃないだろうか。どうでしょう。


全然関係ないけど、民☆主☆党みたいなのは左☆翼じゃなくて、その政策・行動から売☆国☆奴もしくはア☆カと呼ぶべきじゃないんでしょうか? バカでもいいけど。
左翼じゃないじゃん。革新じゃないじゃん。共☆産☆主☆義☆国に擦り寄ってるだけのようにしか見えないんですけど。

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