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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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インディ村

走ってる牛なんて、映画とかテレビでしか見たことないんだけど、皆さんもそうですよね?
あまつさえ、頭上を飛び越えられるなんて、いつの時代のどこの話やねん。
って、うちの父のお姉さんの体験談なんですけどね。
弟(うちの父)を乳母車に乗せて散歩してたら、突如よその(よその?)牛が走ってきて、乳母車の陰に隠れたら、牛が乳母車と二人を飛び越して行ったらしい。
昭和20年代の話だよ!

うちの実家、ほんっと八墓村のようなわけわからんとこだったんですけど、村から出るには道は一本しかなくて、それ以外だと山を越えないといけないという・・・。地形的にも超閉鎖的。

そこでは、株づきあいっていうのがあるんだけど、これってよそもあるのかな?
13軒の家が全部、F株とY株に分かれてるんです。
別にそのふたつの株は、特に対立してるとかではないんですけど、種々の行事とかはそれぞれに分かれてやったり。そういうの。元々はそれぞれが同じ一族だったのかな? そんな感じ。
まあそれはそれでいいとして、例えば、誰か引っ越してきますよね、その村に。
そしたら、両株から一人ずつが訪ねていって、
「どっちの株に入ってんじゃい」(播州弁的には尊敬語。訳:「どちらの株にお入りになるの?」)
って、決断を迫りにいく・・・。
言われても・・・そんなこと言われても・・・。どっちの株に入ったら何がどうなのか・・・っていうか株って何?みたいな。
びっくりなのは、かつてロシア人が引っ越してきたときも聞きにいったということです。(一応日本語はわかる人だったらしいけどね)

うちはY株だったんですが、Y株の女の子はね・・・本家のやり方に従って・・・みんな、ワカメちゃんカットにしないといけないっていう・・・。
うちは何とか母の必死の抵抗で免れましたが・・・。
何なの? ほんと何なの?

その村全体に対しても、家や父に対しても、年頃には思うところがありすぎて、何度も家出を繰り返したものです。
自転車を差し押さえられてたときは、夜中に駅まで1時間近く歩いたり・・・。
途中開いてる店なんかないし。こないだ行って見ても、どうやらまだコンビにはないらしい。お前ら・・・発展とかしないの・・・?

そういう10代を過ごしたので、プチ家出なんて言葉聞いたら、ふざけんなァ―――――!!とブチ切れがちです。
お前、プチなんて気持ちで家出ができるか!!

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