不埒

わたしの中で今だに蟠り続けるひとつの。

「◯◯(←キャラ名)は便所」
ある腐女子の口からこの言葉を聞いたとき、ほんとに気分が悪くなった。
普段エロ漫画で誰かが肉便器的扱いされてても、必ずしも気にかかるわけじゃないのにね。何でかあのときはほんとに気持ち悪かった。

ていうことを今まで書かなかったのは、文章にまとめられるほどの答えが出てなかったからなんですけど。

似たようなことは他にもあって、主に腐女子の性行為を含む萌え語りを聞いたときですね。
何だろうなあ、これ。この気持ち悪さ。
まずひとつ、その萌えとして語られる性行為があまりに型通りすぎるってのがあると思う。わたしはよく型通りの性行為を良しとされたとき、気分が悪くなる。何に根ざすのかは見当がつかないけど、ある意味既にそれがわたしの生理的にアウトなツボなんだろうな。
そしてもうひとつ、さっきのひとつと関わってくるかもしれないけど、その語り手が処女臭い＝経験のないことを我が物顔で語ってる(ように見える)ことへの不快感。よくわからないけど、これもわたしは昔から嫌いだった。自分自身が耳年増だったころから、耳年増の噂話や猥談が嫌いだった。
更にもうひとつ、上で挙げたようなことへの自覚のなさが嫌なんだろうな。

ホームレスを見てそれだけでニヤニヤ下卑た笑みを洩らせる無教養そうな中流家庭。自分のことは棚に上げて、言い寄られたわけでもないのに異性の品定めをして剰え扱き下ろす女子高生、男子高性、ネット住民。
そういうものと同じ類の嫌悪感。といえば、誰かには伝わるのかな？
自分のいるのが檻の外だとしんじて疑わず、いつ自分が向こう側に回ってもおかしくないんだってことに気づいてない危機感のなさ。何の特別な力も持たないくせに、自分は同じ人間をどうこう言ってもしても罪にならないという思い込みでしかない根拠のない自信。

今まで誰にも説明したことはなかったんだけど、そういう感覚に襲われることがあるんです。みんなはないのかな？ この説明で少しでも伝わるのかな？