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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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人と

ジェロニモ。良かった。
白人の台詞や涙が本当に不快なほどウソ臭くて。わたしは土地や故郷に愛着の薄い人間ですが、アパッチの人たちのへの方が感情移入できる。
あの音楽が象徴的だと思うんだけど、白人のブラスバンドのマーチはちょうど立ち上がった人間の頭付近に抜けるような高さで、アパッチの祈祷の音楽は地面からの力を呼び起こすような重さがある。その祈祷の音楽が、彼らの歴史も生活も文化もその土地とともにあったのだということを示しているようだった。そんな人たちが土地を追われるなんてそれだけでも死ねと言われるのと同じなのに、実際殺しまくり騙しまくりなんだもんな、白人は。
白人て、動物を下におくことで自分たちの人間性を保っているような感じがある。文化的にね。自分の中の動物的本能を消せないがゆえに、動物や文化的下位にある他種族・人種を否定して自分の人間性を主張しているような。おそらくそれは、戦後の日本人にもあるんだろうけど。極小サイズで。
あの、別にイケメンが苦手だからアパッチ寄りなんじゃないよ? くれぐれも言っておくけど!

ヤギと男と男と壁と。
内容を正しく理解できたかは自信ないけど、面白かった。タイトルどおりにオチがついたのが個人的には清々しかった(?)。あのラストが何かすごく好き。

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