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※終始褒めてます。※
誰も言わないのでわたしが言ってみよう。
庵野秀明氏の作るアニメって言うのは、基本、オタク・童貞啓蒙アニメですよね?
まあ、エヴァンゲリオンなんだけど。
あの作品のディテール一つ一つから、
「お前らオタクなんてヤツらはこういうもんが好きなんだろ?」
っていう、すっげーオタクを馬鹿にした感じを受けるのはわたしだけか?
ヱヴァンゲリヲンってさ・・・。もうさ・・・。旧漢数字での話数表記とかもさ・・・。OPやEDに連ねられた心理学やらの専門用語もさ・・・。
全体的に、オタクのツボを上から目線で押さえまくってるんですよ。あくまで上から目線で。
なーんの力も持たないでくすぶってるみたいな男の子が実は人とは違う特殊能力に目覚めたり素敵な女の子に好かれたり、そんなもん、何の変わる気もない引きこもり(メンタルフィジカルともに)どもは、食いつくに決まってるじゃないか。何もできない自分を勝手に主人公に重ねて、何かできるようなどころかやりきったような気になっちゃうじゃないか。
で、最後にバーンと突き放す。(最後じゃない場合もあるけど)
あちこちで、「庵野は途中で嫌になって話を放り投げる」みたいな意見を見るけど、そうじゃないと思うのね。
そもそも、放り投げるために始めるんじゃないの?
上から糸を垂らして、バカどもとオタクどもと童貞どもが信じて上ってきたところを、バーンと切り落とす。
元々がそういう計画なんじゃないかと思うのはわたしだけか。
信じて上って切られちゃったオタクや童貞どもからしたら、そうは決して思いたくないから思わないようにしてんのかな?
わたしはそういう製作スタイルを全面的に評価する。(なんて上から目線)
少なくとも、描き手と読み手がおんなじメンタルで、予定調和の結末が待ってるより全然いい。
思い知らせるための創作って本当に素敵だと思います。情報として価値がある。
そして何度も言っているように、
わたしは1話たりともエヴァンゲリオンを見たことはありません。
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