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本当は、2010年は絵日記を書こうと思ってたんです・・・。でも、存外時間がなくて、そういうわけで更新がないんですね。
ひとまず結構前に描いた手ブロ絵を。
これが誰と誰かわかる人って、確実にうちの前サイトを見てくれてた人だと思う。
もういい加減ここ見てくれてる人はわかってくれてると思うけど、わたしはアオリの構図が好きです。下から見るやつ。何も考えずに描くとこうなる。
今では、簡単に迫力が出せるっていう理由で選ぶことも多いんですけど、元々自分がこの構図を描くようになった、描けるように練習したきっかけの話。
まあ、言っちゃうと、大友克洋なんですけどね。
やっぱり小学中学の頃って、(少なくともわたしは)水平な構図でしか人間が描けなかったんですよ。というか、今なお商業誌レベルでも、少女漫画では結構そうですよね? 角度が3パターンくらいしかない。
勿論まだ幼かったわたしがそれ以上のバリエーションを持てるわけがなく、そんなわたしにとって、ほんと衝撃だったのが大友克洋の構図のとり方なんですね。
そんなこと、今更わたしが語るまでもなく、世間ですでに多くの専門家の方々が言及・賛美なさってるわけですけど。でも、わたしにとっても例外ではなかったんです。アニメも漫画も、何と言うのかな・・・あの、全方位に360度動くカメラ位置。特にアニメはそれが快感で、今でもあれ以上に気持ちいいアニメって老人Z(結局大友克洋)くらいしかないと思う。だってほんと、ぐるぐるカメラ位置回るからね。キャラクターがあらゆる方向に動作するからね。あれがセル(CGじゃない)なんて、何回見ても凄いと思う。
で、漫画では、それが連続コマじゃなく、抽出されて静止画で描かれてるわけで、そうするとやっぱり、そのコマ内の絵のインパクトっていうのは、更に強くなるわけですよ。
絵の気持ちよさって、人それぞれ違うポイントであると思うんですけど、わたしにとっては、目の前に世界が広がってるというのが何より高評価なんですよね。
最近では、本気でかわいい顔やかっこいい顔がかけない自分に腹が立つので、そういうの描ける人を見るたび、感じるものっていうのは大きいんだけど、まあそれは別の話。あくまでそれって、尊敬だしね。頭で考えた上での処理だから。
「そこにいる」「そこで動いている」と感じさせられた時の感動と興奮は、わたしにとっては珍しく理屈じゃないです。
そういうの見たとき、深呼吸したくなるよね。脳細胞が酸素を欲してる感じがする。たぶん目も見開いてると思う。怖い顔してるだろうなー。
ああなんか違う話になったけど、元の話題に戻ると、大友克洋の漫画でアオリの構図を見たとき衝撃を受けて、ものすごく練習したってことです。何で人間を下から描けるんじゃああああ!!と、当時のわたしには不思議で仕方なかった。
なかなか描けるようにならなかったなあ。自分で見てもなんか変だって気づいちゃうレベルなんだよね。結局描けるようになったのは、何年もしてからだと思う。大友克洋だけじゃなく、多分高河ゆんとかこなみ詔子とかの例も見てからじゃないかな。でも、自分では描けてたつもりでも、見る人が見たらおかしいレベルだっただろうな。今はこれ、自分ではかなり描けてるつもりなんですけど、他人からしたらどうなんだろう・・・。
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