[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
≪ あらぬ誤解 | | HOME | | 兄MAX! ≫ |
少女漫画を始めて読んだのは、多分、3歳くらいのとき。漫画だってことで、喜んで読んでたんだけど、実は、当時は全く理解できていなかった。
好きだとか嫌いだとか認めるとか認めないじゃなくて、本当に理解できなかった。何故ここで主人公は泣くのか。それは辛いことなのか。辛いと主張していいことなのか? 当時はそういうの、理解できてないということすら理解できてなくて、ただそのまま理解してたね。感情としてでなく、情報として。「こういうとき女の子はこうするものなのだ」と。自分がどうするかは、また、別の話ですが。
今思うに、何より理解できなかったのは、「私、傷ついた!」っていう主人公の主張だと思う。ハッキリ宣言するわけではないんだけど、でも漫画だから、モノローグでその辺語られるでしょ。それよ。「私は傷ついた!」って、正当な主張みたいに。その意味が全くわからないのね。「傷つく」という言葉自体はわかってるはずなんだけど、その主張の意味がわからない。だからって、何なのか? それは主張すべきことなのか? ただただ理解できなかった。でも、それが女の子らしさというやつなのかなと収めることにした。
そうして、今、依然としてわからないままです。何だろうね、あの、「私、傷ついたんだから!」っていうの。
「だから女ってのは」って言われるのって、そういうとこじゃないのかな。「女は自分の都合のいいことばっかり言いやがる」とか、「女は泣けば済むと思ってやがる」とか、「女は感情でしか話ができない」とか、「人のことは責めるくせに自分が責められたらパニックになる」とか。
って、思うことが最近個人的にあったんですけどね。ああ、これだよ。って。
「私、傷ついた!」って、そのときほんと頭の中そればっかりになっちゃう女。「私、傷ついた!」→「傷つけられた!」→「相手は悪!」っていう脊髄反射の三段論法。ほんとに感情論なんだよなあ。感情が大事ってのはわからなくはない価値観だけど、違うの。「自分の感情」が大事なの。いつでも自分の感情最優先ではないのかもしれないけど、「傷ついた!」ってときには全回路がエマージェンシー。
「傷ついた」って、そりゃこっちもぶつかったけど、一方的に突っ込んでったわけじゃないし、結果的にそこまでのケガを負ったのはお前の立ち位置や転び方にも問題があるだろうよ。だって、同じ状況でもこっちはそこまで傷つかないからね。って、傷つかない側からそんなこと言っても、そんな女は聞きやしないんですけど。
確かにそういうの、ほぼ女でしか見ないわ。男でも女々しいやつはいるさ。自分の被害を強調するやつだっている。でも、結構自覚的だよね。「傷ついた!」で頭いっぱいになってないけど、勝つために言ってるっていうか。それはそれで滑稽ではあるけど。
ある人が、「仲間外れにされた」って言うわけ。泣いて言うの。よっぽど酷い目にあったんだなって思ったね。で、とりなしてあげたわけ。そしたらしばらくは止んだんだって。
でも、また仲間外れにされてるのね。その後、別のとこでもまたされてるのね。
それってさあ、お前に問題があるんじゃね? あっちでもこっちでもって、そりゃ原因はお前じゃね?
そもそも、「仲間外れにされた」なんて、被害者意識の強烈な日本語だよねえ。何も「され」てなんかないのにさ。「仲間外れにされ」たんじゃなくて、「仲間に入れてもらえ」なかったんでしょ。向こうはあんたに何の働きかけもしてないっての。仲間に入りたいなら自分から働きかけなさい。何で何もかも、向こうが自分に害を与えてきたみたいに考えるかなあ。
そういうのも、女に特有って言っていいんじゃないのかな。
やっぱり、そういうの、くだらないわ。「傷ついた」って主張がほんっと意味わからんわ。だから何なんだ。誰かがあんたを傷つけたんじゃないからね。あんたが勝手に傷ついてんだからね。あんたが勝手に頭ん中「傷ついた!」でいっぱいにしてんだからね。そういうのは、自分で解決しなさい。それができないなら、一生穴から出てくるな。
という点において、少女漫画もサブカル的ガールズもわたしにとっては一緒。
且つ、その反動で、傷つくことを恐れない女の子の恋愛ものが好きなのかも。無防備に求愛活動を行う男の子が好きなのかも。
だって、触れ合うって、傷つけあうことでしょう? 摩擦係数気にして人のせいにするなら、誰とも触れ合わず生きていきなさい。
≪ あらぬ誤解 | | HOME | | 兄MAX! ≫ |