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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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開かれつつ閉じゆく世界

某作家さんをはじめとする(だけではないが)軟弱系サブカルや女性向けBLとわたしの間には、フェミニズムとジェンダーフリーの隔絶があるのだということがわかった。
で、ちょっと調べてみたら、わたしが説明するまでもなく的確な記述が見つかったので、興味のある方は
フェミニズム  ラディカル・フェミニズム  ジェンダーフリー
このあたりを読んでくれればいいんですが、長すぎて読んでられないしどこを論旨としたいのか解らんという人のために、少し抜粋。

  • いわゆる女性向けポルノとして、日本で流行しているボーイズラブ(BL)に関して、ラディカル・フェミニズムの観点から問題が提起されることは少ない。しかし、社会的な弱者である同性愛者の性を商品化し、特定のイメージを植えつけるという点では、女性が被写体となっている異性愛ポルノと同様である。この点について、ラディカル・フェミニズムは矛盾しているといわれ、単なる差別的な報復しか念頭にないと指摘される。

こういうの。
そりゃあ、誰も傷つけずに娯楽なんか成立しないってことは知ってる。嗜好は個人の自由だから好きにすればいい。でも他人を自分の娯楽のために無神経に傷つけておいて、自分たちばっか傷ついた傷ついたって繊細ぶるのが腹が立つ。且つ、そういうののせいで「だから女は」って言われるのも腹が立つ。
そこで、そういうの全部から解き放たれたいというのがわたしのジェンダーフリーです。だから、いわゆるフェミニズムとは全く相容れない。
だから、サブカルや同性愛ものが全て嫌いなのではなく、その中でも軟弱なもの、被害者面したものが嫌いなんです。お前たちは被害者ではない。ただの娯楽者。

というところで終わっておいてもいいんですが、まだ読むよ!という奇特な方のみ、わざわざこんな断りを入れた理由を考えた上で続きをどうぞ。

マイノリティって言うほどマイノリティじゃないよねえ、あの人は。せいぜい嗜好の問題でしょ。個人の自由の範囲。そのことで後ろ指差されがちなのが不快なのはわかる。でも、じゃあロリコンだのスカトロだのニプルファック(ファッカー?)だのネクロフィリアだのはどうなるんだ。もっと一般に理解されづらい嗜好なんか、いくらでもあるでしょ。共働きだからって何だっていうんだ。この中流家庭が。
特殊性とすら言えないレベルのBL好きやら女らしくない生き方やらをわざわざ主張するのは(聞きたい・言われたい人が多いからという理由もあるけどそれはおいといて)、自分たちはまだましだというある種の驕りがあるからじゃないのか? 叩かれるべきは自分たちじゃないって、もっと下がいるって、そう思ってるのでは?
という、僻みといわれれば否定できないと見せかけて超反論してやるぜという意気込みがわたしにはある。
代わりに他を叩けとまでは思ってないんだろうけど、間違いなく、自分以下に対して非常に無神経な被害者意識はあるでしょ、あの人。で、わたし自身がその「以下」に属するんです。だから腹が立つ。そして上の引用文に書かれている類の嫌悪感を抱かずに入られない。わたしたちの不幸なんかお嬢さんの手遊びですか?と。実際にホモの人たちがどう思っているかは知らないけどね。
頼んでもいないのにわかったふりをされて思いやり手を差し伸べるようなていで自分以下をネタにする。あれがすっごい腹が立つ。

権利を主張する人は、被害者ぶるべきではないと思う。お前たちのために開かれたドアの陰で、必ずどこかが閉ざされるのだと、せめてそれくらいは認識すべきだと思う。いや、認識しなくてもいい。しかしそれでも、被害者ぶるのは筋が通らない。
あなたが自分の部屋を広げるために何かを犠牲にするのは別に悪いことではない。あなたはあなたのために力を行使し権利を主張すればいい。ただ、被害者面だけは許せない。

という、あくまで個人的な感想。くれぐれもいっておきますが、善悪の話ではありません。


ついでに書き留めておく。
異性愛・同性愛入り混じった何でもありな恋愛ものやエロが好きなのも、つまりわたしのジェンダーフリー。個人の自由だからこそ、全てが解放されていいじゃない。

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