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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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100日ですか

最後の被災者面をさせてもらって言わせてもらいます。
実際、震災の日以降で一番ありがたかったのって、組織立った民間の援助でした。
うちはそこまでの惨状ではなかったので、自衛隊や警察・消防の方々のお世話になることはなくて、自治体経由の救援物資も受け取っていません。それはどちらかというとラッキーなことです。被害はあったが、軽くて済んだ。
そのレベルの被災者が今までを振り返って、本当に心の底から感謝したのは、東北電力の皆さん、そして全国のガス技術者の皆さんの働きです。何だか上から目線の言葉になってしまって申し訳ないのですが、あれが一番役に立った。ライフラインの復旧に震災の翌日・翌々日から尽力してくださった皆さん。実際に電気がついたとき、ガスが通ったときの感動は忘れられません。ガスの復旧にはひと月かかったけど、全然誰を恨むこともなかったし、遅いなんて不満も少しもなかった。本当に、有難うございましたと、ご苦労様ですと、頭の下がる思いでした。
その電気やガスの技術者さんたちって、政府の要請も命令もなしに動いてくださったんですよね。みんなで頑張ろうって、やってやろうって、立ち上がってくださった。自分の仕事だって動いてくださった。それは本当にすごいことだし、ものすごく有難かった。

そういう時、必要なことややるべきことって、大体決まってるんだと思う。でも、そうできない事情があったりする。特に、大きな組織では。
今、赤十字や政府に集まっている多額の義捐金は、まだ殆ど配分されてないんだそうですね。それに対し、不満があるわけじゃないけど、もったいないとは思ってしまいます。せっかく集まったのに。必要としている人は間違いなくいるのに。例えば福島の原発近くの小学生たちなんか、さっさと他所へ疎開なり何なりさせないといけないでしょう。どうしてこの初夏に、長袖長ズボンで毎日過ごさないといけないのか。日々生命を危険にさらさなくてはいけないのか。
仕方ないことはわかるんです。配分するにも平等性が重要で、だからこそ全容がわからなくては割合が決められない。確かにその理屈はわかる。
でも、もう少しフットワークを軽くできないものでしょうか。過去から学んで、何らかの方策を採ることはできないんでしょうか。だって、民間企業は阪神大震災のときに比べたら、はるかに動きが良くなってるでしょう。赤十字(これも民間ですが)だって、医師の派遣は早かった。それはやはり、前例から学んだからです。
義捐金も、何とかならないものか・・・。住む家を奪われた人、職を失った人、日々の物資に事欠く人、そういった人たちから回していくことはできないものか・・・。と、思わずにはいられません。せめて、今回で学習して、次回こそは迅速に的確に行われることを願います。

最後に。義捐金の配分が難しいのは仕方ないとしても、政府の対応はあまりに遅くて無駄で酷い。やるべきことなんか決まってるのに。ちゃんと既に動いてる人がいるのに。本当に、政府の対応で有難いと思ったことが今日まで何一つない。

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