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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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A/O/C

知ってたけどわかってなかったがわかった。冨野ガンダムがなぜ気持ち悪いのか。V見て分かった。

それがオイディプスコンプレックスなんですよ。オイディプスコンプレックスって、マザコンの一番気持ち悪いとこのことなんだね。まだロリコンの方が全然健康的。Vガンダムのおかげでこの概念が一気に腑に落ちた。
オイディプスコンプレックス、それは、男子が母親と自分で世界を完結させようとする不健全。ママがパパのものなんて嫌だようボクだけのママだようっていう駄々。男としての完成=再び精子となってまっさらな子宮へと帰ること!ってもう我ながらなんつー気持ち悪い表現やこれ…。Vガンダムって全編通して、この中で誰が僕の僕だけの(処女)ママ(聖母)になってくれるの?っていうハーレムものなんだよな…。気持悪!
しかしそれをここまで気持ち悪いと感じるのは、私が逆オイディプスコンプレックス(そんな言葉はない)(勝手な概念を作るな)だからなんだろう…。性的な問題だけでなく、親は親だけで夫婦で世界を完結させてよ。お前らみたいな腐った根っこを通して栄養をもらい続けるのはまっぴらだから。性よりも食にまつわる親に対する嫌悪。私という一個人の形成をお前らを通して行うことに吐き気がする。という感覚。これ、多分江川達也や内田春菊もそうじゃないかと思うんだけど、違うかな? なんで世間でっつーか心理学界隈でこの概念が認められてないかな? 父殺しのオイディプスコンプレックスに対しての母殺したる逆オイディプスコンプレックス。名作「メッシュ」にもあった、”自分がかつてあの女の中にいたというだけであの女のことを考えなくてはならない”という呪縛。それを解くために苦しむこと。
自分にない感覚なのでよくわからないが、近親相姦の不快感というのはおそらく逆流的な不快感なんだろうと思う。食べたものが食道を逆流してくる、生まれてきた産道を子宮へと戻ってゆく。多分、性と食を対応させるとそういうことなんだろう。この不快感はおそらく、生物として非常に健康的だ。
それに対し自分の場合は、「相手が親(近親)であるかどうかにこだわらなくてはならないこと」に強烈な不快感がある。その間の移動の不可逆性を受け入れられない。「親である」ってなんなの? そんなこちらが望んでも選んですらないことを盾に、そちらからの一方的な流れを受け入れなくてはならないの? そんなものただのきっかけにしか過ぎないんじゃないの? そこから構築された何かこそが大事なんじゃないの?
調べたところ、オレステスコンプレックスというのが一番近い? まあ文献読んでみよう。

例えば仮に、息子が父親に「一番長く深くママと体でつながっていたのは僕だよ」と言ったら、その家庭ってどうなるんだろう?

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