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「キャノン先生トばしすぎ」 (ゴージャス宝田/OKS)
大人気ロリコンエロ漫画家巨砲キャノンの正体は12歳の美少女! 育ちのいいお嬢様! 普段は礼儀正しく聡明でしっかり者のキャノン先生が、30歳にしてエロ漫画家としても鳴かず飛ばずの主人公をアシスタントとして熱望し、二人っきりの部屋ではエロエロ全開のキャノン先生とセックスはもちろん変態プレイしまくりの日々! ・・・という漫画です。
頭を使って描いてる人だなあと思った。溢れ出す情熱の手綱をちゃんととって描いている。熱のこもったエロ漫画学であり論。そして道。その芯にあるのはロリコンリビドーなので、頭でっかちに感じることもないギリギリのバランスを保って、おそらく実用性のあるエロ漫画として成立しているんだろうな。
この作者は間違いなく骨の髄からロリコンのド変態なんだけど、いわゆる(なのか?)非力でか弱いものを人形のように弄繰り回す的な嗜好ではなくて、少女に母性を感じてる、というか、信じてる。インタビューでも熱く語ってらしたけど、少女は全然弱くなんかないと。みんな自分より強くて、可能性に溢れてて、そこに強く惹かれてやまないのだと。その論には、ものすごく共感して、軽く感動した。すべての少女がそうであるわけはもちろんないけれど、少女の魅力というのはきっと一番はそれなんだ。大人よりもはるかに大きな可能性を内包していて、既に母性も知っている。成熟していないからこそ無限大に広がりうる包容力。みたいなもの、なんじゃないかな。多分、作者が愛するのは。
つってもまあ、結局はロリコンによるロリコンのためのロリコン漫画なんだけど。まあ8割方のページが、何の取り柄もない(といっても客観的には何ら差し支えのない)30男と、H大好き12歳ド変態美少女天才ロリコン漫画家の濃厚性交シーンであるわけだし。なんていうかもうね! お前夢見すぎだよ!!!!とね! 何でそんな才能溢れる美少女がお前の変態的なこだわりを理解してくれてかつそのはるか上をいくド変態でお前にセックスや変態プレイをねだるんだよ!! あまつさえ強要するんだよ!! と、つっこみたいのももっとも。でもまあ、そこは趣味の世界なので、そんなつっこみが無粋なのも言うまでもない。結局はヌくための漫画だからね。
しかし実際、この巨砲キャノン先生は非常に魅力的な少女である。私もロリコンだからかもしれないが。いや、でも当然だけど、別に私は、自分にあれこれいやらしいことをしてくれるから好きなわけじゃないよ。してもらってねーし。していらんし。ド変態だけど屋外でのあるプレイに、「謝って済むプレイと済まないプレイがあります!!」と主人公を叱りつけるキャノン先生は凛々しい。それが12歳の少女というのが眩しい。且つ、謝って済まない理由が、「心の準備というものがあります!」で、「心の準備があれば・・・」「OKです!!」と迷いなく即答するキャノン先生は逞しい。そして頼もしい。
そんな彼女の一番の見せ場は、エロ漫画家としてのプロ意識を主人公に語り聞かせるシーン。「時間があればもっといい台詞だって浮かぶし最高の絵を入れられるし傑作を仕上げられる。でも、私たちの仕事はそうじゃない。〆切までに何としてでも原稿を完成させること。そこで後悔は絶対に残るけれど、それは次の作品にぶつけて成長していくしかない」と。これが12歳の言葉ですよ! 漫画だけど! エロ漫画だけど!
というわけで、やはりある程度はロリコンの気のある人にしか薦められない漫画です。ノリノリエロエロの強気少女が好きな人でなければまずダメかも。もしくは幼女との変態プレイでヌけるか。
私はこの作家さんはエロシーン以外のためだけに買って値段分泣けるので、良し!!
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