忍者ブログ

不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リアル側から

水城せとなのインタビュー読んで、心底同意した。あの人の恋愛論には、リアルな線で完全同意する。
ほんとにさあ、してもしなくても全然構わないことをあえて他人と為すというんだから、勿論そこで行われる・起きることはすべてお互いの自己責任だし、当人同士の間で合意が取れているならば、外野からの裁きも否定も踏み込む余地なんかないのですよ。だからこそ、童貞や処女の語るセックス論は鼻で笑われるわけで。どこで誰と誰がどんな何をしようとも、すべてアリ。恋愛には何でもアリ。一つ一つを拾うなら、そういうもの。禁じ手なんかありゃしない。
一方、総体的に論じるならば、傾向として、甘え根性のルックスだけは一級のバカ女がモテるなんて仕方ないことじゃない。男が顔と体でしか女を判断しない? だから何? それって当然のことでしょ。だって、恋愛なんて好きでやってるんだから。義務でも権利でもない。それに、女だって男のこと言えないじゃん。女がその恋愛脳ゆえに自分の恋愛にあれこれ理由つけて正当化してる間に、男が本能とフィーリングに正直に恋する相手を選んでるのが腹立つんだろうけど。自分の(正当化のための)努力がバカみたいで。

多分、水城せとなという人は、他人と解り合えないということに免疫がある人なんだろうな。他人が自分に都合よくなんて動いてくれるわけがないって現実を嚥下してる。というか、何でそうできない人がいるのかとわたしなんかは思うけど。でも、そう思ってりゃうまくいくわけじゃないからね。いろんな人がいてこそ社会も世界も成り立ってるから、別にいいし仕方ないんだけど。

と、ここまでその恋愛論を大絶賛しておいてなんだが、だからといって水城せとなの恋愛漫画が好きかというと、そうでもない。うん。同棲愛だけでいい。
その他は、普通なのよ。当然で普通の恋愛のそれぞれが描いてあるだけなので、個人的には特に面白くない。「ああ、わかる!」というほどでもなく、恋愛は何でもありなんだからあれもこれもそれだってありだよね、という例が羅列されているだけなので、特に心は動かされない。痛々しいエピソードなんかが多分この人の作風の売りなんだと思うけど、まあ、普通の痛々しさなので、身近な人の恋愛話としてならともかく、フィクションとして読んで面白いほどのものでもない。
が、あっちこっちでもっと、この人のインタビュー載せてくれないかな。そのほうがずっと読みたい。それと照らし合わせるためになら、もしかして著作も読みたくなるかも。なんて、何様だ。

PR

忍者ブログ [PR]