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わたしは漫画というものは、面白ければそれが一番だと思っていて、
それが一次創作だろうと二次だろうと、そこに価値の差はないと思うんです。
そもそも、一次創作か二次創作かの線引きって、一体何だろうと。
例えば、何らかの漫画を読む。そこから何かを思いつく。そして描く。
その時に、元の作品のキャラクター名をそのまま使うか、替えるか。また、いっそのこと、キャラクターの造形や設定も変えてしまうか。
それだけの差ではないのでしょうか。
著作権の問題は勿論あります。
元のキャラクターをそのまま使えば、訴えられたらそこで終わりです。
それはそれで由々しき問題なのでしょうが、事実上黙認されている現状で、その範疇を超えなければ、
面白い漫画は、たとえ二次創作であろうとも、それで充分価値がある。
と思うんですね。
二次創作を擁護・正当化するわけではないのですが、最近の、別作品のネタをパクッてる(パロディとして使ってる)商業誌作品とか。
あれって、上手く使う分には(っていう判断もそれぞれですが)ひとつの手法だと思うんですが、ただ使ってるだけものもあって、
プロとして何てプライドがないんだろうと思うのは、わたしだけですか。
結局は著作権しか取り締まる基準がないので、訴えられたものが負け、ということではあるとは思うんですが、
描き手のプライドとして、果たしていかがなものかと。
そういう視点での記事をどこでも見かけないので、わたしが書いてみた。
わたしって、漫画を描くのに、実は一次も二次もそう変わらないんです。
何かのきっかけで何かを思いつく。
そのきっかけは、日常であったり、ニュースであったり、誰かの作品であったり、色々です。
そしてその何かを形にするときに、何を使うか考える。選ぶ。
そこで、既存のキャラクターや設定をお貸しいただくか、自分の中から捻り出すか。
それだけなんですよね。
既存のものを借りるときは、同好の士と共有したいときです。
自分の中から捻り出すのは、できれば漫画をお金に換えたいときです。
もしくは、描きたいことが一番伝わるのはどのやり方か、そういう選択です。
本当に、一次か二次かなんて、ほんのちょっとの違いだと思います。
でも例えば、いわゆる二次創作同人には、
漫画を見て描いた漫画や、もっとひどい時は二次創作を見て描いた二次創作が多いから、
という理由で下に見られるなら、それは仕方がないと思います。個人的にはね。
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