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考えてみれば、スラムダンクは片っ端からモテ男ばっかりだ。あれで人気出ない方がおかしいよね。みんな惚れるよ。女も男も、誰かしらに惚れる。そういう面子。
そしてまた考えてみれば、バガボンドはモテと非モテしかいない。これは当然のようでいて、そうでもないと思うよ。
井上雄彦は、ヒーロー性のようなものをテーマに含めてしまう人なのかも。モテと非モテというのは結果であって、井上雄彦は一貫してヒーローへの憧憬と焦燥を描き続けているのだと考えれば色々と腑に落ちる。ああ、そうかも。井上雄彦の作品は総じてヒーロー論なのかも。
いかにしてヒーローは生まれるのか、完成するのか。そこまでを描いたのがスラムダンク。とはいえ誰でもヒーローになれるわけではないという現実と、その運命を分かつ何か、とりこぼされた側の生き方にまで描き及んだのがバガボンド。
そして、これから彼らがヒーローになれるかなれないかというそのそのまさに分岐点を、リアルでは描いているのかも。
よし、これらをヒーロー論3部作と呼ぼう。勝手に。
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