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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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壁の話

ふと、だけど。もし自分が進撃二次やるとしたら、壁の話を描くなと思った。というかあれは、壁の話だよねえ。内と外を分けるそれって何かって話。人と巨人、に見せかけて、本当に壁が隔てるのはそれなのか? 例えばミカサは、自分とエレンとそれ以外で分けているけど、エレンにとってはアルミンも内であることをわかっているし、組織に入って多くの人間と関わる中でも彼女が考えるのは「自分たち」という内側の平穏であり、それをかき乱すリヴァイなんかには毛を逆立てて威嚇するわけだ。というわけで私にはあれはミカサの話に見える。アルミンから見たエレンを見るミカサの話。
原作を読んでないのでわからないんですけど、そのミカサにとっての「壁」は壊される方向に向かうんですかね? 壁をぶっ壊したいエレン(思春期)。ミカサはそれを制止したいんだという描写が随所にあって、意外とこれは封建的で原初的な男女関係だ。生まれ育った狭いコミュニティで番になってまたそれを紡ぐという安定を求める女と、年ごろになるともっと広い世界に漕ぎ出したい衝動に駆られる男。そう考えると、ミカサの方からその壁を壊す展開がやってくるべき…? そのあと元の鞘に収まるとしても。
そう、壁が隔てるのは、「自分たち」と「敵」だ。

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