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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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承前

デビルマン+ドラえもん=寄生獣

寄生獣とネウロと進撃の巨人はなんか似てる気がして、それは絵が下手なのに表すべきことは書き表せているというところかと思ってたんですが、そうでなくてその「表現すべき部分」なのだと分かった。人でない「亜種」のその生理的な気持悪さ。受け入れ難さ。そういうものを描いた作品として共通点があるのだと分かった。そして私はそういう作品が好きなのだ。それ、絶対それ違うものだよね一つだけ。と、感じることが自分にはよくあって、その感覚を描いてくれている感じがぞくぞくした。
ハンターハンターも面白いと思ったのはキメラアント編だった。だから結局は同じですね。人と化け物を分けるものは何か。どこで線を引くのか。そういう話だった。そして、それは種別だけで分けられるものではないのだと。本当の意味での「人間性」というものの存在を、その在り処を、変化とまじりあいを。
個人的にはさー、世間で言われる人間らしさがただの非合理性であるのがすごく釈然としない。非合理性は副産物でしょう。大脳が発達した結果の副産物。そもそも大脳の発達は、進化と進歩のためにある。非合理性はそれを妨げる副産物。あえていうなら、その副産物をどうしていくのかという業が人間性だと思う。そういう形での解答を上記の作品は出してくれてると思うんだよね。人間性は「ホモサピエンスであること」でも「情と呼ばれる非合理性」でもなく、「非合理性を孕みつつ生きていく姿」である。みたいな。いや、進撃は読んでないからわかんないけど。

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