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最近考えた3つくらいのことをひとつにまとめて書いてみる。(試み)
白夜行の再放送やってますね。わたしは、本放送を旦那につきあってチラチラ見てました。なんだかんだで8割は見たかな。
あのドラマ、最後まで見て良かったなーと思いました。あれは良かった。さすが原作つきだ。
山田孝之の演技に惚れ込んでいるので見ていたのですが、元々内容には期待していませんでした。
また・・・TBSが定期的にやる・・・アレか・・・と。
わたしたちって不幸不幸不幸不幸・・・こんなに不幸なんだから許してよ! こんな不幸なわたしたち美しいでしょ! みたいな。いいよじゃあわたしたちもう死ぬから! こんな人生美しいでしょ! っていう、高二病的な。
でも、最後まで見たら全然そんなことなかった!
人生、そんな簡単に終わるもんじゃないんだよ。そうなんだよ。
確かに生い立ちが不遇ではあったけれども、その不遇に溺れているばかりじゃなく、もがいていたらそのうち泳げるようになるはずなのね。そうでない人の足まで濁った流れに引きずり込む以外の人生があるはずなのね。
不幸にも溺れて沈んでいった子たちは仕方ないにしても、今いくらかでも泳げている子たちは、これから光の当たる場所に上がれるかもしれない。
あの先輩の存在が、個人的にはリアリティがあった。
泥の中で生まれたもの同士では、そう簡単には這い上がれないんですね。
だって、泥の世界しか知らないから、光の当たる道をイメージできない。イメージできないものは実現できない。
そこでやっぱり、光の世界の人が腕を引いてくれたなら、救われる可能性はずっと高くなる。
と、わたしは勝手に思って受け取ったという話なんですけどね。
前にある人に話したんですが、話を最後に「まとめる」ものと「終わらせる」ものがあると思う。
やっぱり前者がいいです。
テーマがあるなんていうと大仰だけども、全体でひとつの何かなんですね。「まとめられた」話というのは。
「終わらせた」話っていうのは、とりあえずドア閉めてしまえばいいみたいな。押入れに全部突っ込んで何とか隠した!っていう掃除のやり方とあんまり変わらないと思う。もっと言えば、単なる食い散らかし。食べたいだけ食べてごちそうさまって言ったらそれで食事終わり!っていう。
「まとめられた」ものは、ひとつでちゃんとコース料理だったり定食だったり、使いやすさやそこに住む誰かのための部屋のありかただったり、という感じ。
いつか「まとめられる」と信じられる話って、追いかけたくなるんですよね。どうまとめられるのか、最後まで読んで、充実感を得たい。
前にあるブログに書いてあった記事を読んで、ああ、そういうのあるなあと思った。
例えばうちのダンナは、ワンピースを買うのを途中でやめたんですけど、理由は「キリがないから」って。
そうなんだよなあ。引き延ばしって、そういう弊害があると思う。出版社側にとっても。
いつかちゃんと終わってくれるって思えない作品て、途中で買うのやめるじゃないですか。雑誌で一応は読み続けるにしても、買うのはなあ・・・みたいな。途中で見合わせちゃう。
揃えるのアホらしくなるよね。置く場所だってバカにならないし。そんな長いのを揃えたところで、果たしてどれだけ読み返すのか。元が取れない気がする。それだったら、漫画喫茶でもいけばいいじゃんてことになる。
そうだよな――――と思った。
わたしがバガボンド読まないのもそのせいだわ。
「道」的なものを説く話でもあるので、読み続けた結果半端に終わられるといやだ。前もってそういう終わり方だってわかってたらそれはそれなんだけどね。
ジョジョも3部で読むのやめたのはそれだもんな。え、まだやるの?って思った・・・。疲れた・・・。
でも改めて読むと、それぞれの部が結構適切な長さで終わってるんだよね。すごいな!
AKIRAは大好きだけど、FREEDOMはなあ。メトロポリスもだけど、それもう知ってるって思った。
AKIRAで完全に語られてることを、牛乳で薄められたみたいな感じ。牛乳の多いカルーアミルクにバターまで足したような。薄めた上での無駄な濃さ!
ほんとに、AKIRAまでの大友克洋はすごいと思う。アニメも含めて。
というかそもそも、わたしがそういう漫画が正しいと思ってるのは、大友克洋の衝撃のせいだと思います。
AKIRAが素晴らしすぎた・・・。
キャラクターがいて、何かが起こって、それぞれがそれぞれに動いて、全体で世界が出来上がる。漫画って、そういうものだと、AKIRA読んだときから思ってます。
わたしが影響受けた漫画家って、高河ゆん、大友克洋、朝基まさし、なんですよね。
影響ってか、パクッたとも言う。
高河ゆんで「なぜ漫画を描くのか」、大友克洋で「漫画とはどういうものなのか」、朝基まさしで「漫画とはどう描くのか」を、学んだんです。
まとまったのかな・・・? つかえらい長くなった。
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