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今日はお薦め漫画をひとつ。
「ジキルとハイドと裁判員」
(森田崇、北原雅紀/ビッグコミックスペリオール)
タイトルで、何の漫画かは一目瞭然とは思いますが、そう、
見ての通り、裁判員裁判の漫画ですよ!!
わたしも、最初はこの過剰なB級演出に目が留まったんですけどね・・・。
というか正直、そこだけ楽しんでも楽しめると思う。
でも勿論、それだけの漫画ではないのです。すっごいテーマが深いです。トンデモ漫画じゃないです。
主人公は裁判員裁判に参加する新米裁判官。
わたし知らなかったんですけど、裁判員裁判て裁判官も3人参加するんですね。裁判員は6名。
この漫画、謎解き要素は全くないです。
主人公は悪魔と契約した(多分)ので、事件の事実内容を全部知ることができるんですね。だから、有罪か無罪か、どれほどに罪深い犯人か、そういうことは全部わかってるんです。考えるまでもないんです。
で、この漫画で注目されるのは、「その事実に則った判決をどうやって勝ち取るか」なんです。
真実が真実として認められるなんてことはこの世の中では実は当然ではないわけで。
「確からしい」と信じ込ませた方の主張が結局は通ってしまうのが常で。
しかも裁判員裁判では、判断を下す3分の2が素人。風評にさえ軽く流されてしまうような一般人。
そのバカどもの心象を、どうやって自分側に、真実側に傾けるか・・・という話なんですね!
主人公は当然、正義の心で裁判に挑むんだけども、正義を勝ち取るためには過剰な演技や嘘を巧みに使います。
裁判員がみんなね、ほんっと日本人的。集団心理すごい。ほんと何も自分で考えないんだなー。そのくせ体裁は繕ったり。
実はわたしも最近知ったばかりなのですが、既に自分ランキングで3位くらいに入ってます。超気になる。そのせいでスペリオール買ってしまうんだ・・・!
でも、スペリオール面白いけどね。最近読み始めたけど面白い。年のせいとか言うな!
スペリオールとアクションとモーニングが好きです。
ところで「鈴木先生」さあ・・・。人気なのはいいんだけど・・・いいんだけどさあ・・・。
じゃあみんな、もっとアクション本誌読もうよ!! コミックスも買えばいいけども! アクションも買え!!
お前らみたいなののせいで、漫画アクションが2度も休刊の憂き目にあっとるんじゃああああああ!!
と、アクションファンとしては怒りを禁じえない現状です。
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