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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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秋なので

サブカルって、「男らしく女らしくより、自分らしく」って世界だなと思う。
多分、草食男子とかってこれと層がかぶるんだろうな。男とは到底思えないような男ばっかりが出てきて許し合うだけのBLも、サブカルの範疇だもんね。
そういう嗜好や考え方に対し、「でも、それぞれ男だよね? もしくは女だよね?」と、つっこみたくて仕方ない。
「いや、男だけど、女だけどさ・・・」って言うんだろうけど、そこを、「男である、もしくは女である。その上で」と、現状を受け入れた上で「自分らしさ」とやらを立ち上げるわけにはいかないの? 結局、現状を否定してもどこにも進めないでしょ?
それはただの逃げだよ。後退だよ。
と、まあ言ってみりゃ、わたしはサブカル的な精神性が嫌いなんですね。軟弱で。
そんなわたしに非常に快い漫画が、

「スター・レッド」/萩尾望都
これです。
思えば、「マージナル」も多分似たテーマですよね。性を肯定しつつ性にとらわれない強さ。前を向いて一歩一歩踏み出す強さ。
硬派な少女漫画だと思う。ていうか、多分昔の少女漫画ってそれほど軟弱ではなかった。運命や性や世の中と戦うものが今ほど少なくなかった。
わたしは萩尾望都の、全てに対して容赦ないところが好きです。主人公だからって生き残ったりしないんですよね。自己ばっかりを押し通すんじゃない強さ。
これとジョジョ6部のラストは通じるものがあるような気がします。どっちもわたしにとって非常に納得いく結論。


「究極のラーメン」的な言葉を聞くたび、イラッとします。
そばやうどんならわかるんだけど、あれだけ何でもアリの発展を遂げたラーメンで、何が一体究極なんだよ。単純に、「うまいラーメン」じゃダメなの?
みたいな、ラーメン文化に乗り切れないわたしがお薦めするラーメン漫画が、

「ラーメン才遊記」/久部緑郎
です。
すみません・・・画像は実は違います。作者の前作の「ラーメン発見伝」です。
「才遊記」は連載第3回くらいで、まだコミックス出てないんです。
前作から引き続いて出てくる悪役(?)の人が「究極のラーメン」を主張する人なんだけど、それに対し「おいしければいいんじゃない?」って真っ向から否定でかかる天然の主人公が好きです。
無駄を排除した薄味のラーメンに自作の具をのせて、「ラーメンとしては絶対私のほうがおいしいです」なんて言う、無邪気であるからこそ周りをイラッとさせるキャラクターが秀逸。
もうさあ、ラーメンに究極っていうのやめようよ。いいじゃないおいしければ。あんなに自由な文化の頂点を極めるなんてのはとんでもなく滑稽ですよ。


もいっこお薦めがあった気がするんですが、忘れたので今回はこの2作。
思い出したら追記するかも。

あ、これけっこうすごくね????
http://natalie.mu/comic/news/show/id/20885

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