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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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続き描き中

王子様願望というものについて自分なりに考えてみた結果がこれなんですけど、きっかけは、イグアナの娘でした。
わたしに王子様願望があるとすれば、それはイグアナの娘のあれなんです。というのもあるし、本来はお伽噺の王子様って、ああいうものじゃないかなあと思うんですけど。シンデレラも白雪姫も、本当の原作は継母じゃなくて実母だというし。自分の才能のなさを認識して諦めてしまっていただけで、そういえば、わたしの中にもそんな王子様願望はあったわ。そしたらいつの間にか叶ってたわ。だから忘れてたわ。
ということを思い出して、振り返って、周りの中学生女子たちを観察して、実験も繰り返して、キャッチャー・イン・ザ・ライと銭ゲバの間に立ち尽くしながら、描いてみた。
例えばさあ、本当に、何の取り柄もなくても等身大の君が好きなんだ、なんて受け入れてくれる王子様がいたとして、その王子様の真意って何なんだろうって、考えてしまうんですね。というか、女向け漫画は受け入れて認めて願望ばっかりで、受け入れてやり認めてやる側の気持ちに何の疑問も抱かないのがわたしからすれば不思議でしょうがなかった。絶対彼なりに思惑があるでしょ。一番現実的には、こんな取り柄のない女なら優越感を得られるとか。取り柄のない女は、それくらいの覚悟はしとくべきでしょ。という考えはわたしの中で当然あるとして、でもそんな普通の主張なんか描いても意味ない。だから今回の仮定は、じゃあ仮に、その王子様が本当に、何の取り柄もない一人の少女を心の底から欲しているとして、それはどういう心理なのか?というものにしました。

結局わたしにとって漫画を描くっていうのは、基本研究発表なんだわ。そのまま言っても解ってもらえないから、そのための舞台と設定とキャラクターを用意して、読んでもらう。それが結構大変な作業だから、簡単に自分を解ってもらえると信じてる奴とか、ブログみたいな垂れ流し漫画描く奴が嫌いなんだな。逆恨み!

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