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不埒

まっすぐ立ってフラフラ歩きたい

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徹夜明け

   

5部を読み切って、文庫版の後書きも読んで、感動しました。

子供たちが、不遇な生い立ちにもかかわらず、それを恨んだりせずにただ正義を信じて前に進む。
そういうのって、やっぱりすごいなと。
言葉にすると陳腐で臭くて仕方ないんですが、やっぱりすごい。


自分の話になりますが、子供の頃、気づいたら周りは悪循環で溢れていました。
詳しくは説明しませんが、何故だかそういうところに生まれつきました。
だからもう、いつの間にか、世の中というのは悪循環で出来ているんだと思っていました。

でも、進学などで、少しずつ外へ外へと活動範囲を広げるうち、そうでもないんだということがわかりました。
好循環も、あるところにはちゃんとある。しかもそれは、特に少数派というわけではない。
人は、悪循環に囚われる必要などないのだと。

それからはひたすら、その悪循環を断ち切るために必死でした。
今が嫌なら、まずは自分が変わるしかないんだと思いました。本当に本当に心底思いました。
「何故自分ばっかり」なんて、境遇を恨む暇があるのなら、寧ろ行動しろと、自分にそう言い聞かせてきました。
今までをどうこう思うより、じゃあ次自分はどうするのかと、それが大事なんだと。

多分、銀魂に惹かれたのも、そういうところがあると思います。

そんな風に生きてきたので、わたしにとっては、クラスの誰々君が好きなのなんてことだけで悩むヒロインより、自分を変えるために苦しんだり少しでも世の中が良くなるように行動するヒーローたちの方が、よっぽど他人事ではないのです。


本当に、本当に、人と人との関係は、是非、好循環であってほしい。
一人では回せない歯車を、一緒に回すことができる、できればそういう関係であってほしい。

わたしも、他人にとってのそういう存在でありたいと本当は思っています。
しかしそれはわたしの勝手な望みであって、相手はそんなことは全く望んでいないこともある。
そういう失敗は、いくつかあります。


でも、本当に、本当に、世の中は、好循環で出来ていればいいと思う。本当に。

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